昨年夏からレッスンをはじめたLちゃん。この4月で年長さんの学年になります。
発達がゆっくりで、まだ会話はできません。オムツも外れていないLちゃんですが、この数ヶ月の成長は目を見張るものがありました。
最初にうちに現れた時は私の問いかけにもまったく耳をかたむけることなく、わからない言葉を言いながら、一心不乱にピアノを鳴らすのみ。。。
お母様は中国の方。そして、私にとって初めての発達に障がいのある生徒さん。意思の疎通は図れるのか、最初は不安でした。
今、こんばんは、こんにちは、と挨拶しながら入ってくるLちゃん。時には「ただいま〜」もあります^ ^
私と目が合うようになり、ひらがなが読めるようになりました。
「じゃあピアノを弾いてみようか」そんな私の指示があるまで、弾くのを待てるようになりました。
ひらがなが読めるようになったのはお母様の努力によるもの。でも、音楽ドリルに書いてある字を読みたい、読ませたい。
レッスンが字を覚えるきっかけになったかもしれません。
レッスンはお母様と私の二人三脚です。私が一度やって見せる。それをお母様がLちゃんに歌わせ、手を持ち、時には何度も何度も繰り返させる。3人でひとつのチームです。
私がやるのを知らんぷりしていても、いつの間にか出来るようにして現れるLちゃん親子。
お母様がちゃんとやらないLちゃんに厳しく接していることもあります。でも、うまく出来ると「すごい!」とLちゃんを抱きしめ、ほっぺたにブチュー。
感情の表し方はやっぱり日本人ママとちょっと違うかも(^_^;)
Lちゃんの発達にピアノがどこまで役立っているかはわかりません。でも、学ぶって可能性を広げることだなぁと感じさせてもらう日々。
「ここに座って」と私の袖を引っ張り、横に座らせるLちゃん。私はLちゃん語も随分聞き取れるようになりました。自分の希望をちゃんと口に出して伝えることが出来るようになったこと。
すごいなぁと感心しています。
実はお母様が体調を崩して、しばらくレッスンをお休みすることになりました。
ママの具合がよくなったら、待ってるね。
また一緒に日本の童謡を歌える日が来ますように、と祈っています。