昨日体験レッスンにいらしたお子さま。
音楽会での鍵盤ハーモニカのオーディション曲がむずかしく、苦戦中。
穏やかなお母様と、なかなか思うように指が動かないとくやし涙が出るらしいお子さま。
親子での練習に行き詰まり、ピアノレッスンを考えた、というお話でした。
わたしとの練習で涙が出ないお子さまを見て、やっぱり親子はむずかしい、と思われたそう。
でも、家での練習が必要なピアノレッスン。
なんだかむずかしくなってきたとき、
自分から練習に向かわないとき、
やはりお母様のサポートなしでは進まない。
もちろん、ひとりでやれるお子さまもいるのでしょうが、大多数はむずかしいのでは。
レッスンに通い出せばお子さまの涙とお別れか、と言えば、そうはならないのではないか。
そんなお話をさせていただきました。
出来ないことを出来るようにしていくのがピアノの学習。
苦しいより、楽しい方がいいに決まってる。
でも、いつも楽しく進むピアノ練習はないと思う。
達成感と楽しさを取り違えると、こんなはずじゃなかった‥とレッスンが嫌になってしまいます。
ピアノの苦しい面も説明し、家族で相談した上で、それでも習ってみたいと思ってくださったらうれしい。
今日から開始の生徒さん。
お友だちの演奏する姿にあこがれ、楽しそうだから、と先週体験レッスンに来てくれました。
こんな話をしたら、じゃあ仕事が終わってから子どもと一緒に来ます、とレッスンの付き添いをしてくださることになったお母様。
入会してもらうことだけを考えての体験レッスンはしたくないな、と思う今日このごろです^ ^