発表会前にはよく登場していたメトロノーム。
「どんな時使えばいいかわからない」
そんな声も。
家での使い方を知ってもらうため、レッスンでも実際にメトロノームに合わせながらピアノを弾いてもらっています。
レッスン導入期は4分音符だけのリズムではじまることが多いです。
そこに4分休符が加わり、2分音符が出てきて、全音符、付点2分音符、8分音符、16分音符と種類が増えます。
曲の中で8分音符のあとに2分音符が出てくると‥
もうリズムの数え方がわからない。
楽典ドリルで音符の名前、書き方、いくつのばすか、を覚えても実際に曲になったら???‥
そんな経験は私もたくさん。
最初はゆっくりテンポに設定して、少しずつ速くしていきます。
リズムの数えかた、テンポが動いてしまうところ、両方をチェックすることができるメトロノーム練習は効果的です。
電子ピアノにはメトロノーム機能が付いているようですが、別に用意することをオススメします。
カード型の薄くて小さいデジタルのものもあります。ピンク色のとてもおしゃれなメトロノームを買った生徒さん。電子音がピッピッ、ではなく、ピピッピピッと二重に聞こえて、
「使いにくい」とか‥
昔から定番の、振り子式のメトロノームは機能がシンプルでいいと思います。そういえば小さい時にはよくおもちゃにしていたっけ。
デジタルのものよりアナログの方が使いやすい。
と思うのは、私がアナログ人間だからかもしれませんが(^_^;)
実際にお店で手に取って、音、大きさなど確かめるといいと思います。
小4の男の子。先日のレッスンで私がメトロノームを出すと
「うへっ、またこれか‥」
「うへっ」が「やったぁ」に変わるまでやろうかな‥
小さな生徒さんのリズム打ち練習にもオススメします^ ^
このメトロノームは電池式。片手で持てる大きさで、一緒にスペインにも渡った30年来の戦友です。引っ越しのドサクサにも負けず、今でも現役で活躍してくれています。