そろそろくるぞ…
そう思いながら、
「95点。はい、もう一回」
とやってました。
発表会のソロ曲に取り組む生徒さん。
わたしの「もう一回」に何度もチャレンジ。
80点から始めた点数も、95点で止まっています。
4月から年長さんの生徒さん。
とにかく涙もろい。すぐ泣いちゃう。
予想どおり、ポロポロこぼれ出した涙。
でも、かたわらに立つ姉(小3)もわたしも、もう慣れっこなので、あわてない。
「じゃあ今からみんなで泣く時間にしよう」
そう言って、
「うーん、わたしは何で泣こうかな。
大事にとっておいたケーキを◯くん(息子)が勝手に食べちゃったことにしようかな」
すると小3姉。
「わたしはケーキ嫌いだから」
と言い出す。そう言えばそうだったね。
じゃあ何なら泣けるか。アイスにしようか、和菓子はどう?なんて泣いてる年長さんそっちのけで盛り上がってしまいました。
いつの間にかスイーツトークに参加している生徒さん^ ^
すぐ泣くけど、すぐ笑う。
「あっわたし、泣けてなーい」
そう言ったら、姉妹顔を見合わせ笑ってる。
「じゃあまた練習開始しようか」
この生徒さんに限らず、思い通りにならない指にくやしくて、涙を流す生徒さんはいます。
お母様たちに聞いてみると、
すぐ泣いてしまうタイプと判明。
その情報はわたしのアタマのデータベースに記録され、次回の涙には動じなくなります。
出来ないことを出来るようにするのが練習。
ここには、楽しいだけじゃ続けられない現実があります。
楽しいから練習するのではなく、出来るようになるために必要だから、する。
涙ポロポロ流しながらがんばる生徒さん。
お迎えのときお母様に話したら、
「また?アハハ」
よく泣く生徒さんのまわりには、
よく笑う家族が。
次回はわたしも一緒に泣くからね〜
(ノ_<)