先週の日曜日。
「あれ?」
真ん中のレの鍵盤が少し沈んでいました。
きれいに並んでいる鍵盤に、ひとつだけのくぼみ。はじめてのこと。
ただ、普通に弾く分には支障なく、凹みもほんの少しだけ。
でもたまたまピアノに触ったムスメは、
「なんか電子ピアノのタッチみたいになってない?」と気づきました。
日に日に沈みがひどくなり、昨日のレッスンでは明らかにおかしい。
年中さんの生徒さんも
「この音どうしたの?」と。
で、今日やっと調律師さんに来てもらえたのでした。
原因は湿気によるもので、ハンマーが下に戻らなくなっていました。
珍しいトラブルではないそうで、調律師さんの作業時間は30分。
神の手です。
調律の時は、ひとつひとつの音を確かめながらの作業ですが、これはハンマーの戻りを潤滑剤を使いながら調整していく、耳はあまり使わない作業。
ということで、近くに陣取り、時おり質問しながら、作業を見つめていたのでした。
グランドピアノの仕組み、中がどうなっているか、これ、メカ好きな男の子だったら目がキラキラしそう。
「学校での調律では、子どもたちが見に来ませんか?」
先生にダメ、と怒られながらも掃除の時間など近くに寄ってくる、とか。
「でも全然邪魔しないから大丈夫なんですよ」
わたしの方がよっぽど迷惑だったか(^^;)
テキパキと手を動かしながら、サッサとピアノを直してしまう調律師さん。
湿気が原因の不具合でしたが、うちはどちらかといえば乾燥している方。
いつか、ハンマーや鍵盤の方のフェルト交換が必要になるかもしれませんが、今のところこれで様子を見ましょう、とのこと。
この調律師さんに絶大な信頼を寄せているわたし。
物を売ろうとしない人なのです。
今日も、
「ピアノ専用乾燥剤もありますが、結構な値段がするし、頻繁に交換が必要なので、まぁ置かなくてもいいんじゃないでしょうか」と。
わたしが購入や交換を相談すると、こうしてみたらどうでしょう?とあるもので対応しようとしてくれる。
大切に思うピアノ。
このケアには調律師さんの存在が絶対に必要で、信頼できる方に見てもらえていることに感謝^ ^
で、なにかピアノ関係で必要なものはネットではなく、調律師さん経由で購入するのです。
実は商売上手なのかも(^ ^)
そう、今週はもう一つ修理交換したものがありました。
動かなくなる一歩手前での工事。
オーブンレンジもアブナイ感じで‥
昨年から故障続きのわが家です(^^;)