先週のレッスンのこと。
いつも使っている赤ペンのインクが薄くなっていたので、赤えんぴつを使いました。
なんの変哲もない赤ペンから、同じく特徴のない赤えんぴつへ。この変更に対する生徒さんの反応は4パターン。
①気づかない
②気づいているが、特に発言しない
③「ペン変えたんですか?」と聞く
④「いつもと違うね」と言って、その後もずっと赤えんぴつが気になる
です。
幼稚園、小学生時代の私だったら①か②かな。
そして、生徒さんたちは‥
一番多かったのは③
よく気づくなぁと驚く私。
①と②の区別はつきませんが(^_^;)
④はやはり幼稚園の生徒さんです。
幼稚園の生徒さんはいろんなことに興味シンシン。そういう年頃なんだと思います。
年中さんになった生徒さん。先週のレッスンにはお母様だけではなく、お父様も見学にいらっしゃいました。
赤えんぴつが気になり、その後ピアノへ移動してからは椅子の高さが気になり‥
椅子の横に付いている取っ手を回すと高さ調節ができます。
「私はもう年中さんだから、椅子の高さを変える」そう話しながらくるくる、くるくる取っ手を回す生徒さん。
ところが、調節が終わらない。横に立つお父様の視線は気にならないのか、ひたすらくるくる、くるくる。
「もう大丈夫。年中さんの高さになったね。ちょうどいい高さだね」
何度か声をかけてみました。
でも納得いかないのか、作業が終わりません。
どうしようか‥せっかく見に来ているパパに、お子様がピアノを弾くところを見せてあげたいのに、今日は集中できないままレッスンが終わってしまいそう。。。
ピアノの椅子に座るまで、結構な時間を要しました。
ご家族が帰られてから、考えました。
私はあの時どうしたらよかったのか?
個人レッスンなのだから、興味を示していることに最後まで付き合い、今日はピアノは弾かなくても、椅子の上げ下げをトコトンやらせてあげた方がよかったのか?そうすれば納得して、今後は椅子の高さにこだわらなくなるかもしれない。
いやいや、それではケジメがつかないのではないか?
正しい答えかはわかりませんが、私が出した結論は。
小さな生徒さんの興味は尊重したい。でもいつまでもは付き合わない。ここはあくまでもピアノレッスンの場所なのだから。
決められたレッスン時間でピアノを教える、という役割を果たす必要がある。
最初に、教材をレッスンバックから出すのにすごく時間がかかったところから始まった、前回のレッスン。
思えば、また使うから、と終わった教材も一冊バックに入れてもらってました。小さなお子様が何冊もある教材にとまどうのは当然でした。
レッスンに来たらバックに入っている教材を全部さっと出す。今日使わないものはバックに入れておかない。
バックの中身チェックはお母様にお願いして。
幼稚園からレッスンをはじめた小2の生徒さん。この4月からひとりで自転車でレッスンに来るようになりました。ピアノレッスン後はそのまま次の習いごとへ。リュックの中にはピアノの楽譜も次の習いごとの教材も入っていて、中身はギッシリ。必要なものをさっとリュックから出してレッスン開始です。
昨日は時間ぴったりに到着。
いつ家を出たかを尋ね、レッスン時間の10分前に出発するといいんだね、とふたりで確認しました。
成長を感じます。
私の仕事は、変化が気になる特性をもつ生徒さんには、教室内を同じ状態にするよう心がける。
それから、赤ペンをいつもストックしておくことですね(^_^;)