楽譜を絵のように

譜読みは本来なら家でやるべきことですが、レッスンで一緒に見ることもあります。

小2の生徒さん。

新しい曲を見るとき、何度もピアノの椅子から降ります。楽譜に顔を近づけて何の音か確認。目と楽譜の距離は10センチほど。

譜読みが少々ニガテ‥手の形はピカイチなのですが。

はじめての曲をどんな風に取り組むのか。

まずは両手で弾いてみましょう、という譜読みの仕方をブログで書いたところ、知らなかった!というお母さまの声も聞きました。

そして、もうひとつおすすめしたいことがあります。

新しい曲に取りかかる時、まず楽譜を遠くから眺めてみる。

どんなことに気づきますか?

音符は左から右に読んでいきますが、目の前の小節、目の前のひとつの音しか見えていないと「さぁこれは何の音?」をいちいちやることに。

でも、なんとなく眺めることができれば、左手は同じ分散和音が続いている、上の段とほとんど同じなど、気づくことがあるはず。

そして、音符のカタチを遠めに見ながら

「こんな感じ?」

と最初に両手で弾いてみる。

楽譜を絵のように鑑賞する、って感じです。

そんななんとなく眺める視点を持てると、譜読みがラクになります。