もう15年以上も前になります。
小1の頃にレッスンをはじめた女の子のお母様から、
「うちの子は練習が嫌いみたいなので、ピアノをやめます」
とお話がありました。1年ほどレッスンをしていた生徒さんでしたが、今より15歳以上も若かった私(あたりまえ)
お母様を説得するチカラもなく、そのままレッスンを終了したことがありました。
ピアノレッスンに来るだけでカッコイイ曲が弾けるようになるわけではない。日々の積み重ねあってこそ。
『ピアノを練習する』というミッションを持つことが『ピアノを習うこと』だと思います。
やるべきことだからやる。
そんな話を、習い始めるときにちゃんと伝えなかったことが悔やまれます。
また、当時は自分が小さい時使ってきた教材でのレッスン。いろいろな教材を知らず、また、練習をしたくない‥という兆候にも気づいてあげられなかったこと。
申し訳ない気持ちが今でもあります。
今は、体験レッスンの時に上達には練習が必要なことを伝え、
「家に帰ってもう一度親子で話し合ってみて」
とお願いしています。
先日お配りしたピアノだよりで、もう少し練習できそう‥な生徒さんの話を書きました。
まさしくうちの話です、とお母様からメールをいただきました。でも、この生徒さんのことは全く心配していませんでした。お家で親子ゲンカしながらも一生懸命練習に付き合ってくださっていたことを知りました。
お悩みを聞いて、私も今後のレッスンの参考になりました。
バトルが全くない親子もいます。が、うちの子どもは言わないと練習しないタイプ。私自身も中学生くらいまではそうでした(^_^;)
「ピアノの練習が嫌いだからピアノをやめる」
そんな生徒さんが出ないように、いろいろな教材、指導方法を学んでいきたいと思っています。
おたよりを深く読んでくださってありがとうございます^ ^