大人のための練習会2

「練習会だから、チャレンジさせてもらいましょう」

そんな風に提案した、大人の生徒さんの本番の話です。

今回よかったことのひとつが客席の明るさ。

演奏会や発表会では、客席は薄暗くするのが一般的ですが、こじんまりしたこのサロンは、ライトも普通に明るいまま。

サロン入り口にて^ ^

受付で参加者のみなさまにお渡しした冊子は、ピアノに対する思いや、演奏する曲についての話を、事前に書いてもらっていたものをまとめたもの。

演奏と合わせてこの冊子もご覧ください、と書かれてあり、これも客席が明るいからこそ。

大きな字で見やすく、短くまとめられたコメント。

わが生徒さんの出番は2番。

さて。ここで話が、家をでる直前に戻ります。

「そうだ。先生(わたしの生徒さんは子どもたちのそろばんの先生)の演奏を録音してあげよう」

夫のICレコーダーを探し、バックに放り込み、駅に向かってゴー。

以前一度だけ使ったことがあるICレコーダー。使い方の確認をする時間はもちろんありません。

電車に乗り込み、生徒さんと会話しながらICレコーダーの簡単取説を読むわたし。

ひっくり返したり、いろんなボタンを押しますが、液晶画面は暗いまま。
電源ボタンどこ?です。

お話しながらも頭と手はああでもない、こうでもない、と悪戦苦闘。

とても空いていたローカル線。

思わずムスメに電話しました。

「あのさ、うちのICレコーダーの電源ボタンどこかわかる?」

ガタンゴトン、という線路音の中聞き取ったのが、

ホールドっていうボタンじゃない?という声。

ありがとっ、と電話を切り、再びいじり始めるわたし。

しかし、ホールドを解除してもウンともスンともいわないICレコーダー。

とりあえずあきらめ、会場へ。

準備も終わり少々落ちついたところで、講師のみなさんに動かないICレコーダーの話をしました。

電池切れではないか、というアドバイスをもらい、エレベーター上がったところにある建物の中のコンビニへ。

開場時間まで約5分。走れ〜

講師メンバーの中でいちばん若い先生に、買ってきた電池を入れたICレコーダーを渡したら、

「この録音ボタンを押せばスタートすると思います」

というところまでやってくれました。

オバサンなんでも頼んじゃう^^;

予定通り開演し、生徒さんの順番が回ってきました。名前と演奏する曲を自分で紹介してから弾き始めるシステム。

名前と曲目をサラッとおっしゃるかと思っていたら、

「この冊子にはミスがあり‥」

といきなりクレームから始めたわが生徒さん。

想定外のなりゆきにア然とするわたし。

続きは次回ブログにて!