担当者

年中さんの生徒さん。

楽譜に4分休符が出てくると、リズム打ちの習慣で鍵盤から手を離し、体の横で両方の手のひらを天井に向け「うん!」と数えながらピアノを弾きます。

4分休符が「うん!」というお休みのマークと覚えました。バッチリ。

しかし、そこで音楽がとまってしまう。
次のステップは「うん!」を体で感じるだけで、大きな振りをつけないようにしたい。

「やって」と同じくらい、もしくはもっと難しいのが「やらないで」

どうしようかなぁ…

思いついたのが「担当者を決める」作戦。

「じゃあピアノ係が◯ちゃんで、センセイはうん!の係ね」

発表は大げさに。

「それでは今日のピアノ演奏係を発表します。(間をあけて)◯◯さん!」

はい!と大きく手をあげてもらい、

「次にお休みのうん!の係は…
いとうあきこさん!」

私も大きく手をあげて。

クラスで「選ばれた私たち」のイメージ。やったね、と顔を見合わせニコッ。
こういうの結構好きな私(^^;;

演奏中、生徒さんの視界に入るように手のひらを上に向け、私の担当だよ、やらないでねプレッシャーをかけながら、大きくうん!

何回かやり、担当者作戦は成功となりました。

もちろん今までうん!を振り付きでやっていたので習慣になっています。
「やらない」練習が大切。

家でのお休み係はお母様にお願いしました^ ^

来週のレッスンが楽しみです。