ドリルと答え

新型コロナウイルスの影響で、

先が見えない状況ではありますが、今のところレッスンは通常通り行っています。

先日の低学年男子。

この生徒さんは楽譜をめくっていくのが大好き。

こんな絵がある、あと何曲でこの楽譜が終わるか数える‥

毎回そんな時間を含めたレッスンです。

そして先日のレッスン。宿題で出している譜読みドリルに、答えが付いていることに気づいた生徒さん。

興味シンシンでめくる。そこに集中し、切り上げるのが難しい状況。

よし、とっておきの話でもするか。

「あのね、センセイが◯くんくらいの時‥」

「センセイのお母さんが買ってきた計算ドリル、やるのが面倒だったから、答え写してたの」

「そしたらある時、写すページ間違えちゃって」

前に座るお母様の肩が、ブルブル震えてる。

「それでどうしたの?」やっとこちらを向いてくれた生徒さん。

「お母さんに写してたことバレて、怒られた」

下を向いたまま笑いをこらえるお母様。

「◯くんはセンセイみたいなことしなくて、エライね!」

と話を締めました。

本当はもう少し大きい学年の時の実話です(^^;)