連休の一日、息子の同級生のピアノ発表会に出かけました。
3人の先生の合同発表会で、参加人数が46人。途中で帰ろうと思っていましたが、ソロのみで一人ひとりの演奏時間があまり長くなかったので、最後の講師演奏まで聞かせていただきました。
おもしろいなぁと思ったのが、最初の休憩時間。一人の先生がバスティンの楽譜から2曲弾いて、8分の6拍子の説明をしたこと。
体を使って表現してみましょう、と客席の人たち全員立って、ユーラユーラと言いながら左右に腕を大きく振って8分の6拍子の練習。
マイクを使わず説明する先生に、声が通らない私は「すごい‥」と感心。
次の講師演奏は連弾でした。こちらもまずは曲のリズムの説明から。小節ごとに拍子が交互に変わる曲で、うまく合うかどうか?とお話されていましたが、バッチリでした。
実はお友だちママから、
「定番曲を弾かせない主義の先生だから、発表会で子どもが弾く曲がなんだか覚えてない」
と聞いていましたが、なるほど知らない曲がたくさんありました。
講師演奏の連弾曲しかり。
そしてオオトリのソロの講師演奏。邦人の作曲家の作品。聞いたことないけど、ホロホロと細かなパッセージが続く素敵な曲だなぁと思っていたら、弾き終えた先生が、
「この曲は今日が初演で、作曲された先生があちらにいらっしゃいます!」
と紹介がありました。そりゃあ聞いたことないはずで。
最後の先生も細くて声も小さそうな感じ。なのに、
「演奏にあたり、作曲家の先生にもいろいろとアドバイスを受けました」
などと客席に向かってお話されるのに、ノーマイク。
演奏もさることながら、声が大きいのがうらやましい。
「いーな」
と思いながら帰路についたのでした。