発表会が終わりました。
幼稚園年長さんから大人の生徒さんまで全部で31名。
前回と同じく、生徒さん用の椅子を前方に用意して客席とわけました。
小さな生徒さんは演奏後は客席に戻りお母様と、と思っていましたが、結局行かず。
わたしの横に年長さん3人が仲良く座ったのでした。
うしろに座るお兄さん、お姉さんがいい見本。
カチューシャが、コサージュが外れた、リボンがとれた‥
そんなことでガサガサもします。
その都度付け直したり、あずかったり。
3人仲良くなって盛り上がり『せっせっせ』の手遊びを始めたときは、口に人差し指をあて「シーッ」
そのうち2人が眠たくなってきた。
1人が「センセイ、寝ちゃったよ!」
とわたしの腕を引っ張る。
「いいの。寝かせておいて」
ノースリーブのドレス姿の生徒さんたち。エアコンがほどよく効いている。
寒がりの自分用に持参していたウールの大判ショールを広げ、2人にかけたら気持ちよさそうにスヤスヤ。
いちど目を覚ましかけた生徒さんの肩を静かにトントンたたいていたら、ふたたび夢の世界へ。
どのくらい眠ったでしょうか。
スッキリ目覚めた2人は、ずっと起きていたもう1人と最後まで席を離れることなく。
小6の生徒さんが弾いた
『365日の紙飛行機』は、トリオのかわいいコーラス付き。
楽しそうに歌う姿がほほえましい。
偶然、休憩時間にその生徒さんのお母様に会ったので、コーラス隊の話をしたら、
「あら、うれしいです!」
と言ってくれました。
一生懸命演奏しているお兄さん、お姉さんの演奏をちゃんと聞く。
お手伝いに来てくれた友人(ピアノの先生)が1番うしろの席で演奏を聞いたそう。
客席の雰囲気に感動してくれていました。
自分のお子さんだけでなく、ほかの生徒さんの演奏にも大きな拍手を送っていた、と。
発表会は、演奏者と聞いてくれる方と一緒に作りあげるものなんだなぁ、と。