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エッセイ

膝でピアノ!

取説を読み、使い方を学ぼう‥と思っていた新しいブルーレイディスク。

「取説なんてないよ」と夫。
説明書を読みながら、なんて考えがもうアナログなんですね。

適当にリモコンをいじりながら使い方を覚えるのが今どき。わたしもなんとか録画、再生にたどり着きました。
やった^ ^

今リビングには古いディスクと新しいディスク、両方置いてます。古い方も調子のいいときは再生できるので、処分前に番組を消すか、残してブルーレイに焼くか、という選択をしています。

古い「題名のない音楽会」が残っていました。

シンガーソングライターの広瀬香美さんがゲストの回。大ヒットした『ロマンスの神様』のピアノ弾き語り。

左足でペダルを踏みながら右足でリズムをきざんで歌う広瀬香美さん。きざむ、というか太ももから大きく床を踏みならすといった感じ。

そしてサビに入る前のところ。ジャンジャンジャンをこぶしと右足の膝でピアノの鍵盤を叩いたのです。ようは、座ったままひざ蹴りしたってこと。

ごはんを食べながら見ていたわたし。お箸も止まり、口ももしかしたら開けっ放し。

横長のピアノの椅子を縦に使っていました。ひざ蹴りのため?

楽しそうにピアノを弾きながら歌う広瀬香美さん。のびやかで声量のある歌声とダイナミックなピアノに、釘付けになりました。

「ピアノは打楽器だ」

と思うようになってからピアノが大好きになりました、そんな風に話していました(音大卒だそう)

幼稚園の先生が左足でペダルを踏むのは見たことがあります。子どもたちを見ながらピアノを弾くためですね。わたしもペダルだけなら左足で踏める。

でもプラス、右足でリズムを大きく取ることはできるのかなぁ?

ちょっとやってみたい、そう思いました。

クラシック界の重鎮なら眉をひそめるでしょう。手の形、タッチ、アーティキュレーション‥

音色への細かい追求が課せられたクラシック道です。そんなことをガハハと笑い飛ばすかのようなひざ蹴り。

晴れ渡る青空のような歌とピアノ。

この番組は残そっかな^ ^

わたしの選定作業は続いています。