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エッセイ

譜読みと読譜

『譜読み』
楽譜を読んである程度弾くこと。

『読譜』
音を出さずに譜面を読むこと。また、楽譜を解釈すること。

青柳いづみこ著
『ボクたちクラシックつながり』

より。

この本は『のだめカンタービレ』などの音楽マンガを文筆家でクラシックのピアニストである著者が読み解き、クラシック業界を国内外の有名演奏家とマンガのシーンを照らし合わせたりしながら紹介しています。

『のだめカンタービレ』はドラマや映画にもなり、大ブレークしたのでご存知の方も多いです。

マンガは、当時中学生だった生徒さんが毎週レッスンに来るたび貸してくれ、わたしも楽しく読んだのでした。

のだめ、こと野田恵がパリの音楽院コンセルバトワールに留学した場面の話は、マドリッドのコンセルバトリオで学んだわたしも「そうそう」と思い出すことも多く、懐かしく。のだめのような才能はなく、少々運がよかったこと、課題になんとか取り組むしか取り柄のないわたしとは同レベルでは語れませんが。

そして、巻末の用語解説にがく然としたのでした。

今まで同じ意味だと思っていました(・・;)

だって、譜読みを逆さに読んだら読譜、だし。

でも違うんですね。すみません。

ま、カンタンに言うと、譜読みは音を出す、読譜は音を出さない、でしょうか‥

ピアノの前に座って楽譜を見て弾いたら『譜読み』

机の上で楽譜を眺め、あーだこーだ考えることが『読譜』

言われてみればそうかも。
ひゃあ〜です。

今後気をつけて使いわけたいと思います(^_^;)