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産院でのピアノ演奏

このCDなんだろう?

今年のゴールデンウイークは「部屋の片付け」がテーマの夫。今朝、

「これ、何か確認して」

と渡されたCD。もう何年も前から中身がわからないまま放置されていたそう。

ダイニングの音楽デッキで聴いてみました。

シューベルトの即興曲と、ざわざわとしたかすかな人の声が流れ出しました。

「これ、私が弾いてる‥?」

そういえば、どんな風に聞こえているのか、待合室のはじっこに録音機器を置かせてもらったこと思い出しました。

毎回何を弾いたかを書いていたノートで確認。2006年6月3日の演奏でした。

10年前の自分の演奏。

タッチはやや重めでとても弾きやすかった病院のピアノ。

「こんな音がほしい」そんな私の思いに応えてくれるピアノ。私のタッチの不揃いもカバーしてくれるピアノでもありました。

久しぶりのシューベルトが思いがけなくキレイに聞こえて、最初は自分とわからなかったのです。

病院で弾かなくなって早2カ月。懐かしいピアノの音に、家事の手がすっかり止まってしまいました。

後半はなかなか新しい曲に取り組むことが出来なかった反省がありますが、10年前に弾いていた曲は夫いわく、

「結構ガンガン弾いてたんだね」

患者さんが増えて、ロビーが非常に混みだしたため、アナウンスの音がよく聞こえるよう、音数のやや少ない、まわりの状況を見る余裕のある選曲にしていました。

「ほんと、結構難しい曲弾いてたんだ‥」

昔の自分に「もっとがんばれるんじゃない?」と背中を押されたような気持ちになりました。

午後は練習に励むことにします^ ^

ゴールデンウイークの片付け、バンザイです。
CD、捨てられなくてよかった(^_^;)